目次
パイルロック®製品の種類
- パイルロック®NS-v(ウレタンタイプ)
・吸水性の分子鎖を有するウレタン樹脂からなる構造で、高耐久性 - パイルロック®速乾型(溶剤タイプ)
・高吸水性ポリマーを樹脂中に分散させた溶剤系塗料製品 - ケミカシート®(粘着シートタイプ)
・高吸水性ポリマータイプの止水材を粘着シート状に加工した製品
止水材パイルロック®製品には、ウレタンタイプのパイルロック®NS-vと高吸水性ポリマータイプのパイルロック®速乾型があります。また、高吸水性ポリマータイプを粘着シート状に加工したケミカシート®があります。
ウレタンタイプは,吸水性の分子鎖を有するウレタン樹脂からなる構造であり、大気中の湿気により硬化が完結します。一方,高吸水性ポリマータイプは、吸水性樹脂を樹脂中に分散させており、溶剤が蒸発することで吸水性樹脂を含んだ塗膜ができるものです。
パイルロック®製品の使い分け
- パイルロック®NS-v(ウレタンタイプ)
・仮設・本設問わず適用可能な主流製品
・ほとんどの工事は、本製品で対応できます
・大気中の湿気により硬化が完結、手間なく施工コストに優れる
(温度・湿度により、硬化速度は変化) - パイルロック®速乾型(溶剤タイプ)
・撤去清掃性に優れる
・流し込み後、爪部に塗り広げる作業必要
・塗布量は、NS-vの2倍量必要
・施工手間のため、NS-vに比べコストアップ - ケミカシート®(粘着シートタイプ)
・ライナープレートに最適
・鋼矢板には付着強度の点で不適
一般的に仮設工事には,撤去·消掃性の点でパイルロック®速乾型が使用されていましたが、十数年前よりほとんどの仮設工事にもパイルロック®NS-vが好んで使用されるようになってきました。これは,パイルロック®NS-vを用いた場合,鋼矢板の爪部に流し込むだけで塗布できるため作業コストが低減できること、ウォータージェットの普及により引抜き後の清掃性が良くなったこと、材料の機械的強度が良好であり、止水の信頼性の点で優れていることなどの理由によるものです。
また,パイルロック®NS-vは,成分中に溶剤を含まないことから塗布作業の安全性が高く,さらに揮発成分を大気中に発散せず,地球環境にも優しい材料という大きな特徴を有しています。
パイルロック®シリーズの特長比較
スクロールできます
| 項目 | パイルロック®NS-v | パイルロック®速乾型 |
|---|---|---|
| 組成 | ウレタンタイプ | 高吸水性ポリマータイプ |
| 膨潤倍率(淡水) | 6倍 | 20倍 |
| 膨潤倍率(海水) | 4倍 | 6倍 |
| 耐水圧 | 500kPa以上 | |
| 塗膜強度 | 最も強い | 基準 |
| 低温時流動性 | 良好 | 基準 |
| 撤去・清掃性 | 通常 | 容易 |
| 主な用途 | 本設工事、仮設工事 | 仮設工事 |
